◆ 珍しいタイプらしい

本日、ちょびっとリッチな昼飯食いに出た。
って言うても、前回同様８４０円のランチやけどさ。

　この和食が美味かったぁ～♪

また行こうなぁ～♪
と、一緒に行った同僚も言うてたし。

　…次は１ヶ月後くらいか？

まぁ、あんまり頻繁にあったらな。
贅沢感覚が麻痺しそ～やし。

月に１～２回くらいでちょうどえぇ具合なんかもな。

で、飯食いながら。

　『現飲料担当者、すげぇ～な？　あんなにキッチリ在庫管理しとるんやで？』
　『そやな、でも品切れしてるけどさ』
　『多分、先週実績２００本ならさ？　２１６本とかって取ってるんやろな』
　『そ～やろな～』
　『わしの時は単位１２でもさ？　でかいのは単位６０で計算しとったでな』
　『出たっ！　どんぶり勘定っ！（笑』
　『だから先週実績が２００本ならさ、２４０取るし』
　『まぁ～そんくらいはな』
　『しかも冷蔵庫の在庫も６０単位やからさ、３ケース（３６本）くらいならナイとみなして２４０本ＧＯ！　となるとさ、先週実績より２４本＋在庫３６本で６０本余る～ってな具合でだ、いつももんすげぇ～量の在庫になってたんやけどさ～』
　『でも、大体何がどんくらいあるかは知ってるやろ？』
　『まぁ～おおよそはな、だから細かいのでも”在庫ある？”って聞かれたらあるなし答えてたやん』
　『が、今は２１６本から３６本引いて１８０本とかって取ってるんやろな』
　『そやろな～、でもさ？　そんなん全部やってたらさ？』
　『ん？』
　『日暮れるっ！』
　『あはは、確かに～、あれ全部そんなんしてたら日暮れるな』
　『朝からシールだけで３００くらい？　多いときは４００～５００あるんやで？　それ貼ってからや』
　『うん』
　『１１時くらいから１時間半で売り場と冷蔵庫、全部数えて発注なんてわしには無理』
　『まぁ～なぁ～、でも今の担当者はシール貼らんからさ、そんだけ時間かけれんぢゃね？』
　『まぁ～なぁ～、しかも毎日細取りやで、すげぇ～よな』
　『日付増殖するだけやん』
　『でも、毎日取ってはるんよ、わしにはマネできんな』
　『ってゆ～か、普通はさ？　３日分の牛乳で…３００本とかってさ？　怖くてよ～取らんって、しかも物によっては６００本とか取ってるやろ』
　『そ～か？　その牛乳は１日１２０本は売れるやん、足らんくらいやで』
　『でもさ、雨かも…とかなるとさ？　よ～取らんって、残ったら大変やもん』
　『ちょろっと値段下げたら出るがな』
　『それよ～せんのやろな、その前に怖いんやと思うけどさ』
　『まぁ～なぁ～、判らんくはないけどな、今漬物してたら多くて３０とかやからな、数の感覚がついてけんのかもな』
　『そ～言えばさ？　言うてたで？』
　『ん？』
　『今の担当者がな？　アンタみたいにがっぽりっ♪　取って、がっつりっ！　出すのはよ～せんと』
　『ダレに？』
　『上司に』
　『ふぅ～ん』
　『ならさ？　上司曰く”あんだけがっぽりっ♪　取って、がっつりっ！　出せる子はそうおらん”のやて』
　『へ？　ぢゃ～さ？　わしって…』
　『そ、あんたはね？　もんすげぇ～珍しいタイプらしいわ（ぷっ』
　『そ～なんかの～』
　『普通に考えてみ？　あんだけの広さの売り場で、あれだけガツガツ売れるんやで？　それでも一人で出して間に合ってたやろ？』
　『まぁ～なぁ～、その分要領良く仕事せんと無理やけどさ、火曜日は品出しなんで３日分がっぽりっ♪　取っておいたらさ、どんだけ売れても３日分あるからさ？　次の日は物取る必要ないだろ？　だから真面目にに発注見なくてもＯＫ～♪　ってゆ～仕事の仕方しね～と無理だわな』
　『そのさ？　３日分がっぽりっ♪　がな？　普通の人間には無理な話でやな、次の日物取る必要ないって判ってても一応そこそこ真面目に発注は見る訳やしさ、で、それしてると一人で間に合わんよ～になると』
　『だからさ～、こ～やったらえぇって教えてやったぢゃん』
　『それがすんなりマネできね～のっ！　あんたと違うんやからぁ～っ！』
　『あのさ～人をさ？　ヘンな奴みたいに言うのは…やめいっ！』
　『でも、上司のお墨付きやん、そ～居らんのやから～（笑』

っちゅ～ことで…。

　わし、珍しいタイプの人間

だそ～ですわ。

　…喜んでえぇのか？　それもと嘆くべきなのか？

バカバカ売れるところやからな。
忙しさにさえ慣れたらな、これ以上面白いところはナイんやけどさ。
皆はその忙しさに慣れる以前に、忙しさについてけないみたいだな。

　『まぁ…担当替われば売り場も変わるって上司も言うてたしな』
　『だよな、デザートなんてごろっと変わったもんな』
　『最近見てないわ～どないに変わった？』
　『プレーンヨーグルトのど真ん中にフルーツヨーグルトが置いてある』
　『それって…変わったぢゃなく、あかんやんっ！』
　『カテゴリもクソもあらへんわな』
　『言い換えたらさ？　牛乳のあのロールに果汁飲料乗せて売ってるのと同じ…』
　『そやで？　でも判らんのよな』
　『言うてやれ』
　『嫌味なるからな…』
　『そだな…』

わしは３００アイテムから１００アイテムくらいになったので？
全く畑の違うところへやられたけどさ、ど～にか物も覚えて来た。
が、１００アイテムから３００アイテムになると…。

ハナから売れない、期限のそこそこ長い商品扱ってた人間が？
偏って売れる、期限が全くない商品のところへ行くと？

　『次の担当替えは最低１年後なんやと』
　『っちゅ～か、その１年後に今の上司居るんかよ』
　『さぁ～』
　『で、次来た上司が担当替えしない上司だと？』
　『今のまんまですか…』
　『わしは楽やからえぇけどさ～』
　『っつ～か、あんた次の担当替えにはまた飲料戻るんぢゃね？』
　『何でやねん…』
　『だって、珍しいタイプやから（ぷっ』
　『それならそれでえ～し、忙しい方が性に合うてるからな』
　『ただ周囲の文句だけだな』
　『そ～だな、時間がないから他所手伝わんってのが判ってもらえたらさ、別に飲料でも構わんべよ』
　『普通は二度と嫌とか言うんやろ～けどな、やっぱ珍しいタイプやな』
　『しつけ～よ、珍しい珍しいって…わしは一昔前のパンダかよ』
　『パンダの方がかわいいから許せるし』
　『パンダ以下か…』

何はともあれ。
次の担当替えまではこのままだってことです。

今回わし、絶対ハムだと思うてたんやけどな。
おもいっきり的が外れたもんな。

　次はまた的が外れて…どこだ？

ま、どこであろ～が、

　飲料よりマシっ！

なんで、一回経験したわしとしてはドコでも良いとですよ。

　えぇ、飲料でもね～